評論等 物質運動戦略の集大成としての遺伝情報

癌の発生と成長
http://www.ai-pro.com/yunyu/Tenseneki/Gantoha2.html

癌の発生と成長 段々と明らかにされてきたそのメカニズム
正常 : 秩序正しく細胞が活動 
遺伝子のDNAが傷つけられる 
もともと持っているDNAの癌遺伝子の活性化(化学物質・放射能・発ガン性ウィルス等の発ガン性因子) 
癌の増殖細胞誕生 
とされています。

本来は、遺伝子の傷(異変)を防止する巧みな機能(DNA修復機能・免役監視機能)を持っているのですが、何らかの異変で生体防御の関門をくぐりぬけた癌細胞だけがネズミ換算に増殖を続けると推定されています。 また1つの細胞が肉眼で観察される腫瘍(ガン細胞の塊)になるまでには、長い年月がかかるとされています。

第一段階=イニシエーション(起始)細胞が癌化するきっかけ・細胞DNAの突然変異の段階

トリプP1・P2(たばこや肉・魚の焼き焦げに出きる化学物質) 
AF2(食品添加物) マイトコキシン・アフラトキシンB1(かびの毒素) 
アスベスト(いしわた) 
ニトロソアミン(食品中の亜硝酸とアミン外の中で合成して発生) 紫外線 
放射線 
C型肝炎ウイルス(HCV) 
成人T細胞白血病ウイルス(ATLV)等 
第二段階プロモーション(促進または、進行)=イニシエーションを吸収している条件下での促進単独では、発ガンさせる力は、ないと見なされている。

たばこ 
性ホルモン 
胆汁酸(肝臓で、コレステロールから合成される液体) 
サッカリン(人工甘味料) 
フェノバルビタール(鎮痛剤・神経系薬剤) 
アルカノイド(海藻に含まれる。) 
ホルバールエステル 
この2つの作用がない限り、癌化することはないとされています。

進展と転移
一般に微少な間は、おとなしく、成長と共に性質が変わり、急速に発展・増殖を繰り返し、周りの細胞に入り込むとされている。特徴としては、

浸潤性(同一組織の細胞は、結合性が高くバラバラになることは有りません。)が有るため、原発巣(癌が発生した場所)から離れた場所に病変(転移巣)を造るようになる 
血管の壁を破って中に侵入し、血流にのって全身の臓器に転移(血行性転移)周囲のリンパ管に侵入しリンパ節や他の臓器に転移(リンパ行転移) 
主な癌
癌予防
食物に注意し、たばこを控えればかなり防ぐことが出きる。(国立癌センター研究所 高山昭三)

ハワイに移住した日本人の癌を調べると、日本人に多い胃癌が減り、肉食が多くなり、大腸癌の増加も著しくあげられるようになった。

また中国の河南省地域では、1/40で食道癌が発生しました。この地方の食生活は、生野菜を食べず、かびの生えた食べ物を好み、かびが食道に付着しアミンという物質を生産してたのである。このアミンが亜硝酸と反応し、ニトロソアミンという強力な発ガン性物質を造っていたのである。

環境因子(外部要因・発癌性物質・放射線被爆・ウイルス感染)80〜90% 
免疫機能低下(遺伝・高齢化生活様式の変化等により免疫低下)20〜10% 
発ガン性物質のうち35%は食事にあり、次いでタバコが30%を占める

WHO(世界保健機関発表)

1 バランスのとれた栄養を採る。 食品群の中には癌をひきおこす物質と抑える物質が共にある。偏食せずに色々なものをバランス良く食べると、栄養の面ばかりでなく、発ガンの危険を相殺してくれる。 
2 毎日、変化のある食生活を。 食事中の発癌物質の濃度はさほど高くないが、同じ食品を食べ続けることは、体をいつも癌の危険にさらすことになる。そのためバラエティーのある食生活を心がけたい。 
3 食べ過ぎを避け、脂肪は控えめに。 実験的にも食べ過ぎないほうが、発がん率が低く、 
4 お酒はほどほどに 過度の飲酒は肝臓だけではなく口腔がんや喉頭がん,食道がんに閑係するといわれる。とくに,飲みすぎたうえにたばこが重なると,悪い凶子が相乗的に働いて癌の危機がます 
5 たばこを少なくする 1日25本以上たばこを吸う人は,吸わない人に比べて,喉頭がんが90倍以上,肺がんが7倍の死亡比になっている。吸っている本人だけでなくまわりの人もたばこの害を受ける。 
6 適量のビタミンと繊維質のものを多くとる・ ビタミンA,C,Eや野菜に含まれる緻維貿には発がんを防ぐはたらきがある。ビタミン剤などにたよらず,自然の食品の中からこれらのビタミンや繊維成分をとることが大切である。 
7 塩辛いものは少なめに,熱いものはさましてから 食塩は日本人に多い胃癌と密接な関係がある。
食塩だけで胃がんにはならないが,胃の粘膜にがんが、できたとき その発育を促進する。熱いものもがんの発生しやすい状況をつくる。 
8 焦げた部分はさける 肉や魚,野菜なとを直火で焼いたり,フライパンで焦がしたときにできる焼け焦げにごくわずか発がん物質が含まれている。神経質になる必要はないが,焦げを大量に食べないほうがよい 
9 かびの生えたものに注意 ナッツ類やとうもろこしにつくかぴには強い発がん性が認められる。外国のある地域のものには,ほぼ50%に微量な発がん性のあるかぴがあったという。日本産ピーナッツは安全である。 
10 日光に当たりすぎない 紫外線でやけた肌は,一種のやけどの状態にある。炎症がつづくと細胞の遺伝子が傷つけられ,皮膚がんを誘発する可能性も高い。まっ黒に日やけするのはなるべくさけたほうがよい。 
11 適度にスポーツをする 疲労が慢性化し,ストレスがつづくと体の生理機能が低下して,がんになる危険も高くなる。
気分転換や体力維持,健康のためにも積極的にスポーツをするとよい。 
12 体を清潔に 風呂の少ない地域は子宮頸がんが多いことがしられている。毎日シャワーや入浴をして体を滴潔に保つことで,皮膚がんや陰茎がん,子宮頚がんをある程度予防できる。 


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